新春公開教養講座  2024.1.12(金) 11期主催


            ☆温暖化の危機と対応☆  

新エネルギー・産業技術総合開発機構 技術戦略研究センター  山田 英永氏

コスモエコパワー㈱ 洋上風力開発部                 塚越 正巳氏                


カーボンニュートラルに対する日本の取り組み

温暖化防止技術/風力発電のお話を聞いて来ました

地球温暖化の原因は温室効果ガス。8割が二酸化炭素(CO2)です

地球沸騰化の時代が到来 気温が46度になってしまう

2100年に温度上昇を1.5°C以内にとどめる

2050年に世界で実質的に排出ゼロ=カーボンニュートラル

カーボンニュートラルに現実に向けて

CO2排出量を約400億トンの削減

1,省エネ・2,再生可能エネルギーを使う 3,CO2を再利用する

産業においては電気はすべて脱炭素化 水素は発電・運輸などに活用 CO2は回収してリサイクル

家庭においては電力・自動車燃料・給湯・暖房燃料・世帯あたりのCO2排出量が3,970Kg

私たちの暮らしの中でできる「デコ活」

デ 電気も省エネ(断熱住宅)

コ こだわる楽しさエコグッズ

カ 感謝の心 食べ残しゼロ

ツ つながるオフィス テレワーク

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次は新たなエネルギーの洋上風力発電について解説していただきました

日本の狭い国土では太陽光発電の設置が優先されていて風力発電の場所が確保できない

洋上風力発電の場所も日本近海は浅い海域ではない為、イギリスが採用している水深50m未満の海底に基礎を作って海上に風車を建てる「着床式」の普及は困難です。 日本で普及が考えられるのは「浮体式」と呼ばれる海底に基礎を打ち込み、そこからワイヤーを通して海面に風車を立てる方式です。

日本海側沿岸部は風が強く降雪が少ないという特徴があり、秋田はまさにそれに該当します。 全国的にも海岸沿いや日本海側に風力発電が作られているケースがほとんどで、風土が風力発電の設置に、どれだけ重要かがよくわかります。 洋上風車の大きさ高さが300m(東京タワー)になるそうです

この費用は国民が電気代として払っています

再生可能エネルギー普及のために電気料金に上乗せされる賦課金です

 

正月早々の公開講座でしたが私たち一人一人が毎日の生活の中で考えて実践しなくてはならない問題ですね                                                         記 飯塚澄子