平成29年8月29日(火)~30日(木)
青春切符18切符で行く南東北の旅
29日 大宮駅コンコース豆の木前、午前8時全員集合。北朝鮮ミサイル発射で列車遅延が心配された
が、宇都宮>黒磯>郡山>福島>米沢駅と列車を乗り継ぎ、時間どおり最初の観光地、米沢に到着。
ランチは上杉神社隣りの上杉伯爵邸で郷土料理を堪能。どの品も上杉鷹山の改革が伝わってくるよう
な奥深い味がした。上杉神社を参拝、博物館を見学した。館内の国宝「上杉本洛中洛外図屏風(信長
が謙信に贈った狩野永徳作といわれる)」は、金色生地に極彩色の約450年前の京都の豊かな暮らしぶ
りが描かれていた。
米沢駅に戻り、宿泊地の山形駅への最後の乗車。駅を降りると陽もとっぷり暮れ気温は秋模様。夕食
は山形名物「冷やしラーメン」。冷やし中華や冷麺 とは似て非なるもので“冷たいラーメン”。氷入
りのスープはあっさり醬油味、麺はやわらか。暑~い夏の名物。ちと涼しすぎた!
20時、ホテルチェックイン後、夜の市街地を散策。観光案内に、ライトアップの山形文翔館(旧県庁
舎)とあったので立ち寄るが、暗闇が広がっていた。広い敷地内に10分くらいいると、「茂木健一郎
のアハ体験のごとく」じわじわと明るくなり、いつの間にかライトが眩しく輝いていた。不思議な体
験だった。山形五堰の一つの御殿堰(お洒落な街並みの親水空間)、閉店後なので残念!ホテルに戻
り、蔵王の伏流水を使ったお風呂に浸かり、ぐっすり就寝。
30日 8:45分にホテル出発。雨ぽつぽつ模様、最上義光歴史館で30分程ガイドさんより山形藩につい
て学んだ頃には雨も止み、霞城公園を散策して山形駅から山寺駅へ。暑くなく寒くなく絶好の登山日
和り。奥の院までの1070段を躊躇していた仲間たちであったが、五大堂、奥之院までほぼ全員が登
り、山寺からの展望を満喫して達成感に浸った。昼食時間を含め、3時間、ゆっくりと過ごした。
山寺駅からは、仙山線仙台経由で列車を乗り継ぎ大宮着21:41分、予定通り全行程終了。無事到着で
きた。往復列車移動時間累計13時間40分余り、さすがにシニアにとっては体力勝負の旅となったが、
この「非日常2日間」は、普段の2倍3倍の時間経過が遅く流れた感覚だった。ただし足腰の痛みは、
もっと遅く襲ってきた。全く痛まない仲間もいたそうだが。